ワーク・ライフ・バランスの実現や若手の育成など、
働く環境を重視した組織づくりに力を注ぐ。

近藤 晴太

【管理者】

2007年入社

所属:
ヘルパーステーションKODOU(モテット名古屋)
資格:
介護福祉士

入社後、さまざまな部門を経験して現職に。現場と管理業務を兼任しながら、スタッフの気持ちや意見を重視した組織運営で、スタッフの信頼も厚い。

入社後のご経歴と、現在の仕事について教えてください。

福祉用具の専門相談員を4~5年経験した後、資格を取得してケアマネジャーを兼任する形に。資格を取得できたので、実務を経験したいと上司や社長に相談して叶えてもらったんです。その後はデイサービスでの勤務や、静岡県のデイサービス施設の立ち上げに関わるなど、幅広く経験を重ねました。現在は、サービス付き高齢者向け住宅「モテット名古屋」全体の統括と、入居者様の生活のサポートを行うヘルパーステーションの管理者を兼任しています。異なる部門の経験によって、ご利用者様の生活の課題やご家族の背景などをさまざまな角度から把握できるようになったと感じています。

管理者として、スタッフを大切にすることを重視しているとか。

この仕事は人と人とが関わる仕事ですので、まずそこが第一ですよね。業界の人手不足の深刻化をますます感じていますし、面接に来た人から他社の過酷な環境で体や心に不調を来した話も耳にします。ここで育成したスタッフが何か不満を抱えて退職してしまうのも残念です。私自身も心身ともに疲れていた時期があり、長く働き続けるには仕事もプライベートも充実できる環境が欠かせないと実感しました。

働きやすい環境づくりのために、どんなことに力を入れていますか。

まず、ミーティングの機会を増やして、現状の課題や問題点を挙げてもらうようにしています。24時間稼働している施設なのでスタッフ全員が集まる時間を作ることが難しいですが、早番さんに少しだけ残ってもらうなどして、できるだけみんなで話すことを心がけています。また、希望休や有休をなるべく叶えることや、残業をしなくていい業務の割り振りにも注意しますね。みんなの希望を汲んでシフトを組むのは大変ですが、「とりあえず希望を書いてみて」と伝えて、頑張って調整しています。

若手スタッフの育成で心がけていることがあるそうですね。

責任や役割を与えてこそ人は育つものではないか、と私は思っています。「まだ経験がないから」「まだちょっと不安だな」と仕事を任せないのではなくて、思い切って役職を与え、責任をもって仕事をしてもらうようにしています。そこに手当などの対価を付けるのは当然ですし、最初はフォローも必要ですが、徐々に手を放して任せられるようにしていきたいですね。

今後の目標やそのために取り組んでいることを聞かせてください。

「モテット名古屋」の売り上げを伸ばしたいことと、施設内の各部門に細かく気を配り、事業所間の連携をもう少し円滑にしたいと思っています。頼りにしていたリーダーが近々産休で抜けてしまうので、あらためて組織づくりにも力を入れなくてはなりません。昨年資格を取得してケアマネジャーとしても頑張っている職員もいるので、そういった個々の成長のバックアップもしていきたいです。
私個人としては、1年ほどかけてデジタルスキルを習得する社内研修の対象に選ばれ、先月から取り組んでいます。業務の効率化につながりそうな内容もあるので、私自身の能力向上や周りへの展開に活用していけたらと楽しみです。